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当サイトfunin-usa.comは 2004年5月末付けで、新サイト http://www.ifcbaby.net
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尚、2004年6月1日以降は
新サイト http://www.ifcbaby.net
引き続きご高覧賜りますよう
宜しくお願い申し上げます。



60歳女性の出産

この夏、日本最高齢とされる60歳の女性が卵子提供を受け、妊娠・出産したニュースが メディアで大きく取り上げられました。不妊治療の辛さと日々直面していらっしゃる多く の女性達からは、「60歳で出産できるのであれば、きっと私も!」と希望が持てるよう になった、あるいは勇気づけられた、と喜びの声が聞こえてくるに従い、こちらサンフラ ンシスコでは非常に複雑な思いでこのニュースを受け止めていたのも事実なのです。

数々の困難に打ち勝って念願のお子様を得られた60歳の女性とそのご主人様のお慶びは いかほどかと思いますし、個人の選択としてそのような道を選び夢が叶ったのですから、 ご夫婦個人に対しては、お祝いの言葉以外は考えられません。

しかし、多くの不妊治療患者を勇気づけたこのケースも、こちらカリフォルニア州の生殖 医療クリニックのあいだでは、遺憾の気持ちを持つ医師が少なくないのです。それは、ど うしてでしょうか?

そのような医師達のクリニックはすべて、卵子提供を受けて妊婦となる女性の体外受精サ イクル開始の締切を、その女性の満55歳の誕生日、としています。これは、妊婦となる 女性の生命への危険と健康への危険に対する医学的な懸念がその理由です。いくら健康な 20代の女性から卵子の提供を受けても、50歳以上になった女性の身体の機能は、それ だけ妊娠・出産に対するリスクが高くなっていくからなのです。

カリフォルニア州の優秀な生殖医療クリニックにおいては、先端医療であるからこそなお さら、医療技術のみならず、精神面、倫理面、社会面、そして個人の選択の自由等あらゆ る側面からの安全性と適性を考慮し、卵子提供や代理出産プログラムといった第三者を関 与してのプログラムを行います。健康面の安全性については特に、研究結果や統計を分析 した上で、先端生殖医療技術だけが一人歩きしないように、極めて注意深く準備がされて いきます。

そのような統計や研究結果によれば、50歳以上になりますと、個人差はあるものの、妊 娠期間に必然的に増加する体内の血流量への身体的対応ができず、心臓機能(循環器機能) に多大な負担が課せられる、ということです。また、妊娠中毒症や糖尿病の発病など、極 めて危険性が高くなるとも言われています。そのような一連のリスクは、妊婦となる女性 および胎児の健康状態はもとより、生命そのものに大きな危険を投げかけるものだと言わ れています。それでも50代前半のあいだは、妊娠中に「ハイリスク(高危険度)妊婦」 を専門とする産科医の指導のもと、個人レベルで循環器等の検診に合格された方のみが卵 子提供プログラムにご参加いただけることになっています。しかしそれでも、55歳を越 えると一挙に危険度が高くなると言われているため、こちらサンフランシスコ生殖医療セ ンターでは、年齢制限を行っているのです。

もちろん60歳女性の出産のニュースがあった以前から弊社には多くの55歳を越える女 性からお問い合わせをいただいておりました。しかし担当医師との相談の上、引き裂かれ るような思いで、お断りをしなくてはなりませんでした。医師も私共も、やはりあくまで もお客様の安全を第一に考えるが故の事ですが、それでも、ああ、もっと早い時期に何か 手だてがあればよかったのに、とやり場のない気持ちでいっぱいになってしまいます。こ ちらでは皆、ご夫婦の健康と生命あって初めてお子さまの幸せがあるという原点にもどる ことを考えさせられました。

サンフランシスコ生殖医療センターの卵子提供プログラムへのお問い合わせはこちらまで。


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